現在、スイフトスポーツのターボキット取り付けに伴い、
インタークーラーのワンオフ製作中
コアは、ちょうどいいサイズのもが無かったので市販のもを半分に切り、
パイピングもすべてアルミパイプで作ってます。
これはまだ製作途中
当然、アルミ溶接が不可欠なのですが、
同時にもう一台、32GTRのインテークパイプも、他のスタッフが製作中。
で、アルミ溶接時に必要なTIG溶接機はサカモトに1台のみ。
1日中ずーっと溶接機が、夜中まで稼働してます。
暑いからうっかり腕まくりしてやってたら案の定、風呂入ると溶接焼けで腕がヒリヒリ・・・・
あ、ちなみに明日9日は柏崎でダートフェスティバル、
胎内スキー場でジムカーナの新潟シリーズ戦があります。
どちらにもサカモトスタッフが居るので気軽に声かけて下さいね 😮
26日(日)、モテギで行われた全日本ジムカーナ選手権に、中井川選手のサービスで行ってきました。
結果は残念な2位でしたが、シリーズチャンピオンの可能性をギリギリ残せました。
それはさておき
現在、ジムカーナではSタイヤの使用が禁止されてるクラスがあり、そのクラスの車両は
RE11やZⅡ、ネオバ等の国産ハイグリップラジアルを履いて走行してますが、
最近出た外国製タイヤがこれ
スリック?
いえ、れっきとした一般ラジアルタイヤだそうで・・・・
すり減ってこうなった訳じゃないよ
最初っからこういうパターンなんです。
規定では「2本以上の縦溝が有り、かつ、スリップサインが出るまでその溝が残ってること」
となってます。
(トーヨーのR1Rはこれにひっかかり、そのクラスでは使用出来ません)
これは国産Sタイヤと、いわゆるレギュラータイヤを区別するために出来たきまり。
確かに現行のSタイヤでこの規定にハマるものはありません。
すなわち、この規定にハマるタイヤはSタイヤ扱いにならないということ。
だからって・・・・ねえ?
当然こんなタイヤ履けば、とんでもないタイムが出ます。
まあ、あまり多くを語ると問題になるといけないので・・・・
いや、問題にしなければいけないのかな・・・・・?
2年ほど前から考えていた整備スタッフの増員
ようやく実現できました♪
新人の渡辺君です。
整備士2級の国家資格を持っており、実務経験も豊富で即戦力になってます。
今日、いきなりタイミングベルト交換付きの車検整備を頼んだところ
簡単にこなしてくれました 😮
今まで、作業をお待ち頂いてご迷惑をおかけしていたお客様もいらっしゃいましたが、
これからは、あまりお待たせすることもなくなると思います。
しばらくはまだ一般整備をしてもらいながら、徐々にチューニング的なことも勉強してもらいます。
昨日、新潟大学の学生さん達で結成される「NEXT.Formula Project」の方達が制作した
フォーミュラーカーのパワーチェックを依頼されました。
昨年のマシンを改良したもので、さらなる軽量化とパワーアップが図られたそうです。
いざ、シャシダイにセットしながら各部に目をくばると
ふむふむ、ブレーキや足まわり等に工夫しながら軽量化された部分が見受けられ、
見た目にも戦闘力が増したようです。
が、部分的には「本当にこれで大丈夫なの?」というところもあり、学生さんに質問すると
「計算上では大丈夫です・・・」という返答。
うーん、サカモトでは聞きなれない返答に、なんか驚きと新鮮さを覚える・・・
いや、うちだって計算するよ(汗)
エンジン作る時の圧縮比や排気量とか、アブソーバーのストロークやバネレートや・・・・
まあ、中学生レベルの計算式ですけどねー
「現物合わせ」や「長年の経験上」って言葉の方が最近は多いかな 😆
「じゃあエンジンかけて暖機して」と言って、イグ二ッションONした瞬間に
「あー!!止めてー!!」とう学生さんの声が・・
フューエルラインから、いきなりのガソリン漏れ・・・
計算は出来ても、現場で一番大事な「確認作業」は怠ったかな
そう言えば、コクピットに乗り込む学生さんはレーシングスーツに着替えてたので
「なんでレーシングスーツ?」と聞くと
「炎上すると怖いんで」
おいおい勘弁してくれよ・・・・・
すぐに直してようやくエンジンスタート
暖機が終わって「じゃあギヤ入れてタイヤ回してみて」とお願いすると
今度はギヤが入らない
どうやらパドルシフトのリンケージが緩んでた模様・・・・
今分かって良かったね
そこもすぐに直して、ようやくパワーチェック
すると・・・・・・
一発で去年のパワーを上回ってました 😯
エンジンはどこを変更したかと聞くと、排気管の全長と集合部までの長さ、そして吸気管の長さを
計算で変更したとのこと。
凄いぞ「計算」!!
前もって企画書を頂いていたので見てみると、CADを使って設計したり、
教えてもらいながら溶接したり、何日も夜中までかかって書類を制作したりと
苦労が多かったようです。
パワーチェックが終了し、マシンをトラックに乗せる学生さんたち
なんという原始的な積み方!!
いいよー、いいねーそういう泥臭さ
頭を使いながら体も使ってるところ、好感持てます。
頑張れ、日本の未来を背負って立つ若者達よ!!!
最後に、サカモト流で助言するならば
「車は走ってナンボ」です
今までの努力を無駄にしないためにも、最後まで気を抜かずに
ゴールに向かって突き進め!!
先週の話しになってしまいましたが、間瀬耐久の時の話し
最初の作戦というか単なる計画として、
「4人で4時間走るんだから、1人1時間ずつ走ればいいか・・・
そしてそのたびにガソリン給油すればちょうどいいんじゃね?」
くらいの浅~い計画でスタートしました。
サインボードも持ってきたけど、よほどの事が無い限り出す気なし。
ちなみに間瀬ルールとして、給油時や作業時は最低5分間のピットでの停止。
1回の給油は20Lまでというのがあり、こいつがなかなか厄介というか、うまいルールで・・・
で、サカモトチームは前半2番手でしたが、給油やなんかで3人目に変わるころは4番手。
なんか悔しいので、3人目の金田さんが走ってる最中、ピットでは計画変更の計画、
「4人目のドライバーチェンジの時は給油無しで行こう」
そうすれば、トップには届かないけど2番手には浮上できそう。
そして4人目の最終ドライバーには「シケインやヘアピンでのシフトダウン禁止令」を出し
燃費を稼ぎながら、ラップタイムもある程度キープする走りをしてもらうことにしました。
4人目に速攻で交代する時に、ふと見た燃料計は残り1/4!!!
あと1時間、走り切れるのか!?
もうドライバーを信じてすべてを任せるしかない・・・
あと残り30分くらいの頃、ラップタイムが落ちてきた・・・
とうとうコーナーでのガス欠現象が出てきたのだろう・・・
そして残り10分!!
ピット前を通過するドライバーが、手で×を出していった
え~~~
もうダメという意味か
ラップタイムはどうでもいい、ここまできたら頼むから完走してくれ~~!!
その後、ピット前をサカモトシビックが通過していくたびに、チーム全員で車に向かって神頼みポーズ
そして、ようやく4時間が経過し、コントロールタワー前ではチェッカーフラッグが用意された頃
最終コーナーにサカモトシビックが見えてきた♪
が!
トップの車が後ろにいる・・・ということは抜かせればこの周でゴールだけど、
抜かれなければもう1周しなければ完走にならない(汗)
そして2台がゴールラインを通過しチェッカー・・・・しかしうちの車が前じゃないか!!!
普段のレースなら大喜びのシーンなんだけど、今回は事情が違う!
あと1周ガソリンもってくれるのか・・・・
その後、最後の1台として最終コーナーを静かに立ち上がってきたサカモトシビックが、
俺の目には「バリバリ伝説」の最終回でラルフ・アンダーソンを抜いて最終コーナーを立ち上がる
「巨摩グン」に見えた 😯
なんとか完走を果たし、順位も2位まであげた浅岡選手の健闘を称えるチーム員
燃料計はほんとギリギリ
そのまま表彰式を終え、ピットに車を戻そうとしたら・・・・・
もうエンジンかかりません・・・・・・
ホントにギリだったんね 😆
あとで分かったことだけど、うちの周回数が181周で、3位のスターレットが178周。
間瀬のもうひとつのルールで「1500cc以下の車は1周マイナス1秒」てのがあり
スターレットは1500以下だからマイナス178秒
その車は1分15秒のベストラップを出してたので、周回に換算すると 178周÷75秒=約2,3周!!
うちとの周回差は3周だから・・・・・
あっぶねー!
トップの車にチェッカー前で抜かれてたら結果は3位だったってこと!?
いや~運が良かった♪
レース中、面白かったのが4人ドライバーで4位の「スピリッツ耐久レース部」
監督らしき女性がホワイトボードにマジックで書く方法のサインボード
そのチームの車がピット前を通過する時、ホワイトボードに
「おまえの」と書いて提示してる
何の暗号だ?
次の周のホワイトボードには
「ちからは」
次に「そんな」
そして「もんか!」
文章だったのね
しかし手厳しい
そこの最終ドライバーには
「ゴチ」
「決定!」
のサインが・・・
打ち上げはこの人のおごりだったのでしょうか