お盆休みも終わり、仕事モードにちゃんと切り替えましたか皆さん!
今回の書き込みは青山です。
また間があいてしまいましてすみません。
お盆前は納期の迫った作業などで何かとバタバタしがちなもので・・
そんな作業のひとつにNCP91ヴィッツRSのスーパーチャージャー仕様をターボに変えるというのがありました。
この車、前オーナー様が新車を購入してすぐにピストンやコンロッドなどエンジン内部を当社で強化品に交換し、スーパーチャージャーで過給してたんですが、次のオーナー様に引き継がれた際に「ターボにしたい」ということで、パーツの手配や予算の準備など、まさに1年計画で準備を進めていました。
横置きエンジンの後方排気なもので、取り付け時も色々と苦労はありましたが、CPUセッティングに予想以上に時間がかかってしまいました。
ピストンとコンロッドは強化したものの、このアルミシリンダーブロックがどれだけのパワーまで耐えてくれるのかも未知数。
ボルトオンキットを装着した例やTRDターボMというグレードの150馬力前後の話しはけっこう載ってますが、エンジン強化してまで過給した話しはHKSに聞いてもあまりない・・・。
前例があまり無い中、同じような仕様でなんとか230馬力を出したという記事をネットで発見し、とりあえずそれ+αを目標にしてセッティングしてましたが、CAN通信や電子スロットルやVVTiに翻弄され続け、Fcon Vpro3.3のマッピングが定まらない・・
7月頃にサカモトに来店された方は「この車はいったいいつまでこの状態なんだ?」と思われたんじゃないかな(^^;
そんな困難を乗り越え、お客様にも長々お待ち頂いて、ようやく完成してお盆前に納車できました♪
ブースト1.0kで232.5馬力 トルク29.9kg/m
ちなみに排気量は変えてないので1500ccのままです。
まだまだイケるのかもしれないけど、限界を知るにはエンジン1基壊すことになるのでこの辺で抑えときます(^^)
オーナー様にお渡しし、乗った感想を後日聞いたら、とっても満足して頂けたようで良かったです。